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zoom RSS 漢検1級程度の四字熟語。「緊褌一番」はなんと読むの?

<<   作成日時 : 2008/06/23 06:46   >>

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★日本語★
問題:漢検1級程度の四字熟語です。かなり難しいものが多い。なかには出題者50余年の人生で一度も目にしたことのない熟語、漢字もあります。
●では、難易度の高い読み問題です。次の四字熟語はなんと読むのでしょうか?
[い]烏兎匆々
[ろ]拳拳服膺
[は]遏悪揚善
[に]載籍浩瀚
[ほ]緊褌一番
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:各項目を参照
説明:●[い]烏兎匆々はウトソウソウと読む
烏兎匆々とは、「月日のたつのが早いさま」だそうです。たしかにこの間正月だと思ったら、もうじき1年も半分終わりです。
○「烏」はカラスです。昔の中国の伝説では、太陽には3本足のカラスが住んでいたらしい。「兎」はウサギですね。月にウサギが住んでいるというのは、日本にも共通するお話です。「烏兎」は太陽と月、転じて歳月をあらわすとのこと。
○「匆」という漢字は「あきらか、いそがしい」という字訓があるとのこと。全部あわせて、「歳月人を待たず」と似た意味になるようです。
○なお、昨日きわどい勝利を飾ったサッカー日本代表の胸にも3本足のカラスが住んでいます。「八咫烏(やたがらす)」と呼ばれています。熊野の神のつかいです。神武天皇の道案内をし、勝利を導いたと言われます。一説には、日本へ近代サッカーを紹介した中村覚之助(なかむらかくのすけ)という先人の功績をしのんでいるとも。彼の故郷は熊野方面だったようです*1。
●[ろ]拳拳服膺はケンケンフクヨウと読む
拳拳服膺は「心に銘記し、常に忘れないでいること」だそうです。日本語で言えば、「肝に銘じる」でしょうか。「清教徒たちは『時は金なり』を拳拳服膺して懸命に働いた」なんて使うようです。
○「拳拳」はコブシがふたつです。両手で捧げ持つことを意味するらしい。「服膺」は「胸につけて離さないこと」らしい。「日本代表は八咫烏を服膺している」とは言えるのかな。
●[は]遏悪揚善はアツアクヨウゼンと読む
漢和辞書「字通」によれば、「遏」は「とどめる、そこなう」という字訓があるらしい。「遏悪」は「悪をさえぎりおさえる」という意味になります。「揚善」は「善をほめる」という意味だそうです。あわせて、「悪事を禁じて、善を勧める」という意味らしい。「勧善懲悪(かんぜんちょうあく)」の類義語かな。
●[に]載籍浩瀚はサイセキコウカンと読む
漢和辞書「字通」によれば、「籍」は「ふみ、かきつける、しるす、かりる」などの字訓があるそうです。「戸籍」、「学籍」などに使われると「帳簿」のことらしい。「載籍」は、本をたくさん積み上げている様子だそうです。
○「浩」は「ひろい」という字訓があります。「瀚」は「ひろい、あらう」という字訓があります。「浩瀚」では、「文献の膨大なもの」という意味になるそうです。全部あわせて、「たいへん多くの書物があること」だそうです。
○「国立国会図書館は載籍浩瀚である」などと使うのでしょうか。百年もたてば、すべての図書館はデジタル化されると素人は憶測しています。一般の人はオンラインで検索して読むという形になるのでしょう。森林資源の保護、温室効果ガスの封じ込め、化石燃料の節約にもつながります。紙の本は前世紀の遺物として大切に保管されることになります。ホントにそうなれば、「載籍浩瀚」は死語ですね。すでに充分死語かもしれませんが。
●[ほ]緊褌一番はキンコンイチバンと読む
「緊褌」の「緊」は「緊縛」などとも使われます。「かたくしめる、かたい、まとう」等の字訓があります。
○「褌」は「ふんどし」です。六尺褌(ろくしゃくふんどし)とか、越中褌(えっちゅうふんどし、三尺)などがあります。
○緊褌一番は、気を引き締め、十分な覚悟をもって事に当たること」だそうです。ひらたく言うと、「ふんどしを締め直して」ですね。「緊褌一番、W杯最終予選にあたる」などと使います。
◆参考:書籍「本試験型 漢字検定 1級試験問題集 ’09年版」成美堂出版
◇辞書「字源」簡野道明、角川書店
◇辞書「字通」白川静、平凡社
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries大辞林
◇*1HP「日本代表ユニフォームについて なぜサッカー日本代表は 青くて 三本足のカラスなのか?」
http://www.whai-schedule.com/

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
「ほ」は「きんこいちばん」ではなかろうか…
俊太郎
2014/01/24 20:49
コメントをありがとうございます。

 「緊褌一番」で検索しますと、見る限りにおいては「きんこんいちばん」という読みが記されています。
 紙の辞書でも、たとえば「日本国語大辞典(小学館)」などでは「きんこんいちばん」で立項されていますが、「きんこいちばん」はありません。漢和辞書「字通」の「褌」の項によれば、「コウ」という字音はありますが、「コ」という字音は掲載されていません。

 「きんこいちばん」という読みは、どこでご覧になったのでしょうか? 教えていただければ幸いです。
m(_ _)m
俊太郎様<素町人
2014/01/24 22:02

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