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●●●★日本語★●●● 問題:漢検1級程度の四字熟語です。かなり難しいものが多い。なかには出題者50余年の人生で一度も目にしたことのない熟語、漢字もあります。 ●では、難易度の高い読み問題です。次の四字熟語はなんと読むのでしょうか? □ [い]烏兎匆々 □ [ろ]拳拳服膺 □ [は]遏悪揚善 □ [に]載籍浩瀚 □ [ほ]緊褌一番 (答えはずっと下↓ スクロールして下さい) ●●●★日本語★●●● 正解:各項目を参照 説明:●[い]烏兎匆々はウトソウソウと読む 烏兎匆々とは、「月日のたつのが早いさま」だそうです。たしかにこの間正月だと思ったら、もうじき1年も半分終わりです。 ○「烏」はカラスです。昔の中国の伝説では、太陽には3本足のカラスが住んでいたらしい。「兎」はウサギですね。月にウサギが住んでいるというのは、日本にも共通するお話です。「烏兎」は太陽と月、転じて歳月をあらわすとのこと。 ○「匆」という漢字は「あきらか、いそがしい」という字訓があるとのこと。全部あわせて、「歳月人を待たず」と似た意味になるようです。 ○なお、昨日きわどい勝利を飾ったサッカー日本代表の胸にも3本足のカラスが住んでいます。「八咫烏(やたがらす)」と呼ばれています。熊野の神のつかいです。神武天皇の道案内をし、勝利を導いたと言われます。一説には、日本へ近代サッカーを紹介した中村覚之助(なかむらかくのすけ)という先人の功績をしのんでいるとも。彼の故郷は熊野方面だったようです*1。 ●[ろ]拳拳服膺はケンケンフクヨウと読む 拳拳服膺は「心に銘記し、常に忘れないでいること」だそうです。日本語で言えば、「肝に銘じる」でしょうか。「清教徒たちは『時は金なり』を拳拳服膺して懸命に働いた」なんて使うようです。 ○「拳拳」はコブシがふたつです。両手で捧げ持つことを意味するらしい。「服膺」は「胸につけて離さないこと」らしい。「日本代表は八咫烏を服膺している」とは言えるのかな。 ●[は]遏悪揚善はアツアクヨウゼンと読む 漢和辞書「字通」によれば、「遏」は「とどめる、そこなう」という字訓があるらしい。「遏悪」は「悪をさえぎりおさえる」という意味になります。「揚善」は「善をほめる」という意味だそうです。あわせて、「悪事を禁じて、善を勧める」という意味らしい。「勧善懲悪(かんぜんちょうあく)」の類義語かな。 ●[に]載籍浩瀚はサイセキコウカンと読む 漢和辞書「字通」によれば、「籍」は「ふみ、かきつける、しるす、かりる」などの字訓があるそうです。「戸籍」、「学籍」などに使われると「帳簿」のことらしい。「載籍」は、本をたくさん積み上げている様子だそうです。 ○「浩」は「ひろい」という字訓があります。「瀚」は「ひろい、あらう」という字訓があります。「浩瀚」では、「文献の膨大なもの」という意味になるそうです。全部あわせて、「たいへん多くの書物があること」だそうです。 ○「国立国会図書館は載籍浩瀚である」などと使うのでしょうか。百年もたてば、すべての図書館はデジタル化されると素人は憶測しています。一般の人はオンラインで検索して読むという形になるのでしょう。森林資源の保護、温室効果ガスの封じ込め、化石燃料の節約にもつながります。紙の本は前世紀の遺物として大切に保管されることになります。ホントにそうなれば、「載籍浩瀚」は死語ですね。すでに充分死語かもしれませんが。 ●[ほ]緊褌一番はキンコンイチバンと読む 「緊褌」の「緊」は「緊縛」などとも使われます。「かたくしめる、かたい、まとう」等の字訓があります。 ○「褌」は「ふんどし」です。六尺褌(ろくしゃくふんどし)とか、越中褌(えっちゅうふんどし、三尺)などがあります。 ○緊褌一番は、気を引き締め、十分な覚悟をもって事に当たること」だそうです。ひらたく言うと、「ふんどしを締め直して」ですね。「緊褌一番、W杯最終予選にあたる」などと使います。 ◆参考:書籍「本試験型 漢字検定 1級試験問題集 ’09年版」成美堂出版 ◇辞書「字源」簡野道明、角川書店 ◇辞書「字通」白川静、平凡社 ◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉 ◇Yahoo! J Dictionaries大辞林 ◇*1HP「日本代表ユニフォームについて なぜサッカー日本代表は 青くて 三本足のカラスなのか?」 http://www.whai-schedule.com/ ぬけられます→日本語雑学クイズ一覧 |
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