バウンティ号に反乱が起きた日。メル・ギブソンやマーロン・ブランドも映画で演じたの?

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★歴史★
問題:西暦1789年の今日、4月28日。イギリス海軍の戦艦バウンティ号は南太平洋を航海していました。艦長はブライ氏。厳格かつ有能な船乗りだったらしい。
●艦長のやりかたは、情け容赦がなかったようです。マーロン・ブランドが反乱の指導者クリスチャンを演じた昭和37(1962)年の映画「戦艦バウンティ」によれば、嵐の中で積み荷が崩れかけます。クリスチャンは、自分の判断で船の速度を落とし、積み荷の固定を試みます。艦長が気付き、何をしている、速度をあげろと命じます。わけを言っても艦長は納得しません。やむなく速度を上げると船が大きく揺れ、積み荷が崩れます。下敷きになった船員が亡くなります。
●艦長の陰口を叩いていた船員は、運悪く艦長の知るところとなり、笞打ち刑に処せられて重傷を負います。雨が降らず水が不足してきます。飲料水が制限されます。死にかけている者にクリスチャンが水を与えようとすると、柄杓(ひしゃく)を艦長が蹴り落とします。
●鬱積した不満はやがて爆発し、艦上でクーデターが起こります。艦長以下19人が救命艇に乗せられ、追放されました。
●今日は、救命艇に乗せられたブライ氏以下が、南太平洋をさまよい始めた日だそうです。では、ブライ氏とクリスチャン氏双方の航海の無事を祈りつつ、この出来事に関する雑学クイズにお答え下さい。次のうちで正しい記述はどれでしょうか?
[い]戦艦バウンティの使命は、ニュージーランドに自生するパンノキという植物を採集し、ジャマイカに運んで栽培することだった
[ろ]ブライ艦長は、船底くぐりという刑でもひとりの船員を殺している
[は]ブライ艦長は19人をひとりも死なさずにチモール島にたどりついた
[に]クリスチャンらは南太平洋の島に隠れ住んだが、イギリス海軍の追手に捕まり、絞首刑になった
[ほ]日本では知名度が低いが、英語圏ではよく知られた事件だ。3回映画化され、主演はクラーク・ゲーブル、マーロン・ブランド、メル・ギブソンである
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[ろ]と[は]、[ほ]が正しい
説明:●[い]戦艦バウンティの使命は、ニュージーランドに自生するパンノキという植物を採集し、ジャマイカに運んで栽培することだった(×)
正しくは、「…使命は、タヒチに自生する…」だそうです。パンノキは当時、新しい食糧源として、とても期待されたものらしい。他国に先んじてこの食糧を増産し、大英帝国はますますの発展を企んだようです。失敗したようですけど。
○余談ですが、バウンティ号は戦艦とはいえ、小さな船だったようです。貨物船を海軍が買い上げて改装したらしい。戦艦というよりは、駆逐艦ぐらいなのかな。
○さらに余談ですが、パンノキのほかにソーセージノキというのもあります*2。このふたつにケチャップノキとカラシノキを接ぎ木すると、ホットドッグノキになります。嘘です。
●[ろ]ブライ艦長は、船底くぐりという刑でもひとりの船員を殺している(○)
船底くぐりというのは、残酷な刑です。罪人の両手を左右にロープで引張り、船首から海に突き落とします。ロープは船首から船尾へと両舷側を引っ張って動かします。それにつれて罪人は船底の竜骨にぶつかりながら船尾に至るまで水中を引きずられていきます。船尾に至るとほとんどの者は溺死しています。映画ではサメに襲われて命を失っていたかな。ブライ艦長はサド傾向があったのかもしれません。
●[は]ブライ艦長は19人をひとりも死なさずにチモール島にたどりついた(○)
ブライ艦長は41日かけ、追放地点から3000kmも離れたチモール島に着きました。現在では、東チモールとインドネシアが分割領有する島です。ひとりも死なせなかったのは天晴れです。かつてクック船長の下で働いていたという経歴も伊達ではありません。人間性は低くても航海技術は高かったようです。
●[に]クリスチャンらは南太平洋の島に隠れ住んだが、イギリス海軍の追手に捕まり、絞首刑になった(△)
反乱を起こしたのはクリスチャンを含めて12人だったようです。何人かは実際に追手に捕まり、軍法会議の結果絞首刑になったらしい。クリスチャンらはイギリス海軍の海図にない島を探し、南太平洋のピトケアン島を見つけました。この島に住み着き、現在でもクリスチャンの子孫たちは健在だそうです。
●[ほ]日本では知名度が低いが、英語圏ではよく知られた事件だ。3回映画化され、主演はクラーク・ゲーブル、マーロン・ブランド、メル・ギブソンである(○)
クラーク・ゲーブルは映画「風とともに去りぬ」の主演で知られる往年の色男ですね。マーロン・ブランドはご存じのように、「波止場」や「ゴッド・ファーザー」その他で知られます。メル・ギブソンは、現役で活躍しています。大物たちが主演するわけですから、B級映画ではありません。けっこう有名な出来事のようです。
○ちなみに、クラーク・ゲーブル主演の「南海征服(戦艦バウンティ号の叛乱)」は、アカデミー作品賞を獲得しているらしい。マーロン・ブランドの出演作(昭和37(1962)年)は、ピーター・オトゥール主演の「アラビアのロレンス」に競り負け、オスカー像をもらい損ねたそうです*3。
◆参考*1:HP「バウンティ号の反乱 – Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E5%8F%B7%E3%81%AE%E5%8F%9B%E4%B9%B1
◇*2HP「ソーセージノキ」に寄ってくるのはだれ?」
http://blog.q-q.jp/200606/article_18.html
◇*3HP「戦艦バウンティ」
http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/MUTINY%20ON%20THE%20BOUNTY2.htm
◇*4HP「世界一周をした最初の女性は男装して周囲を欺いた?」
http://blog.q-q.jp/200612/article_18.html

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