戦後最大の火事鳥取大火が起きた日。原因はいまだに不明なの?

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★歴史★
問題:昭和27(1952)年の今日、4月17日午後2時55分ごろ。鳥取市の市営動源温泉(読み方不明)付近の空屋から出荷します。運悪く、この日は瞬間最大風速15mの強風が吹いていたらしい。フェーン現象だったとのこと。
●火は見る間に拡大し、市内の官公庁や民家に飛び火します。翌18日午前3時にようやく鎮火したそうです。
●では、この戦後最大の火災、鳥取大火にまつわる雑学クイズです。次のうちで正しい記述はどれでしょうか?
[い]鳥取市は大火の9年前には鳥取大震災が起きて1000人以上の犠牲者を出している
[ろ]死者8000人以上という戦後最大の被害者を出した
[は]市の最南端から最北端まで6kmにわたり火は燃え広がり、1分あたり7戸が燃えるという猛火だった
[に]出火点が2箇所あることはわかったが、真の原因はついに不明のままだった
[ほ]当時高校3年生だった人たちは、行けなかった修学旅行を還暦の年になって43年ぶりに実施した
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[い]と[は]、[に]、[ほ]が正しい
説明:●[い]鳥取市は大火の9年前には鳥取大震災が起きて1000人以上の犠牲者を出している(○)
昭和の前半から中盤にかけて、鳥取市はついていなかったらしい。昭和18(1943)年9月10日、鳥取大震災が発生し、死者1210人、負傷者3860人を出したそうです。いまでも鳥取市では9月10日になると市民2万人以上が参加して大規模な防災訓練をするとのこと。東京で9月1日に避難訓練をするのと似ていますね。
●[ろ]死者8000人以上という戦後最大の被害者を出した(×)
正しくは「鳥取大火の死者は2人」だそうです。最小限に食い止められて、不幸中の幸いでした。問題は焼失した家屋の数ですね。5000戸を越えたそうです。罹災面積は、旧市街地の3分の2にあたる160ヘクタール。1.25km平方が完全に焼けた計算になります。罹災者2万4000人とのこと。当時の鳥取市の総人口が約6万1000人、世帯数は1万3000戸だったらしい。市民の半数に迫る人たちが罹災してしまったようです。
●[は]市の最南端から最北端まで6kmにわたり火は燃え広がり、1分あたり7戸が燃えるという猛火だった(○)
フェーン現象による強い南風に煽られ、多発的に飛び火していったようです。最後は市の北端にあるお寺や山林にまで燃え広がり、直線距離では6kmも焼失したらしい。
●[に]出火点が2箇所あることはわかったが、真の原因はついに不明のままだった(○)
第1出火点は吉方290番地という場所にある杉皮葺き木造平屋建14坪の空家だそうです。17日午後2時30分頃出火し、屋根の一部を焼いただけで鎮火したらしい。第2出火点は、この家から約17m離れた市営動源温泉の屋上の湯気抜き鎧戸で、火炎が吹き出したとのこと。
○第1出火点では、当時3人の椎茸栽培関係者がいて、椎茸原木の穴開け作業をしていたそうです。電気ドリルの配線が加熱して屋根に燃え移ったのではと疑われて取調べを受けたとのこと。でも証拠不十分です。第2出火点では近くにある鳥取駅信号所のストーブによる飛び火ではないかと信号所の職員2名が取調べを受けたそうです。こちらも証拠不十分でした。結局「原因不明の出火」として終止符が打たれているとのこと。
●[ほ]当時高校3年生だった人たちは、行けなかった修学旅行を還暦の年になって43年ぶりに実施した (○)
平成7(1995)年10月8日の古新聞によると、大火で修学旅行がとりやめになった県立八頭(やず)高校の卒業生が43年ぶりに修学旅行で愛知県の明治村や岐阜高山市を訪ねたとのこと。市民が2人に1人弱の割合で焼け出されたのですから、修学旅行にも影響が出たんですね。
◆参考*1:新聞「鳥取大震災から60年 市民ら2万3000人が防災訓練 児童も参加=鳥取」読売新聞020911大阪朝刊27頁
◇*2HP「■2002.04.19 鳥取大火から50年」
http://www.pref.tottori.jp/kouhou/mlmg/topics/171_2.htm

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