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●●●★日本語★●●● 問題:漢検1級程度、いちばん難しい書き取り問題です。次のカタカナの部分を漢字に直してください。 □ [い]鳶(とんび)がクルリと輪を描いた □ [ろ]四万六千日。ウだるような暑さだ □ [は]「薔薇のツボミ」は謎の言葉だ □ [に]頬がコケル □ [ほ]ウジ虫にも劣る連中だ (答えはずっと下↓ スクロールして下さい) ●●●★日本語★●●● 正解:各項を参照 説明:●[い]「鳶(とんび)がクルリと輪を描いた」のクルリは転(と)と書く 「♪夕焼け空がまっかっか 鳶がクルリと輪を描いた」という歌を思い出しますね。昔は東京でも鳶や蝙蝠(こうもり)が見られました。いまはほんとに見ません。空を見上げる機会も減っているのかな。 ○ちなみに、「グルリと回る」のと「クルリと回る」のでは、前者のほうがゆっくりと回っているそうです。たしかに「転(くるり)と」のほうが敏捷な感じがします。 ●[ろ]「四万六千日。ウだるような暑さだ」のウだるは茹(だる)と書く 「茹(う)だる」は、「茹(ゆ)で上がる」です。「ゆであがる」を何回も早口で言っていると「茹だる」に聞こえます。 ○ちなみに、四万六千日(しまんろくせんにち)は、7月10日、観音様の縁日だそうです。功徳日(くどくび)、あるいは欲日(よくび)と呼ばれ、この日に参詣すれば、ふだんの四万六千日分の功徳があるらしい*1。この時期は暑いですからね。夏枯れを避けるための販促作戦かな。 ●[は]「『薔薇のツボミ』は謎の言葉だ」のツボミは蕾と書く 「惜しい事よ、あたら蕾を散らすか」というのは、若武者に挑まれたベテランの剣術家が呟く定番の台詞です。ベテランのほうが負けちゃったりすることもあるのですが。 ○「蕾」という漢字はほとんど熟語を作らないようです。珍しい例外は「味蕾(みらい)」でしょうか。舌にある感覚器官で、甘味とか酸味その他を感じます。人生の幸せのうち、半分ほどはこの器官によってもたらされます。 ○オーソン・ウェルズの映画「市民ケーン」の冒頭では、新聞王だった主人公が「バラのツボミ」という謎の言葉を残して亡くなります。思わせぶりな言葉です。映画は、この言葉の謎をとこうとする記者の取材活動に従って、新聞王の実像が明らかになっていくという形になっています。観客も記者につきあって、ついあれこれと推理してしまいます。結局、記者には謎はとけません。観客には最後に種明かしされます。幼時のソリかなんかに刻まれていた思い出だったと記憶します。 ●[に]「頬がコケル」のコケルは痩(ける)と書く 昔の人は生活苦や肺病で、今の人は過度なダイエットや摂食障害で、頬が痩けてきます。残念ながら、頬が痩けていると、あまり幸せそうには見えません。仏像を眺めると、たいてい二重顎です。痩せ衰えた仏様じゃ、拝みたくなくなりますよね。 ●[ほ]「ウジ虫にも劣る連中だ」のウジ虫は蛆(虫)と書く 蠅(はえ)とか蛆(うじ)という虫偏の漢字は、好きになれないものが多いようです。人によっては、蛇(へび)や蛙(かえる)が苦手な人もいるでしょう。蚯(みみず)もあまり人気がないな。蜒(えん、たん)という漢字は、「げじげじ、なめくじ、かたつむり」という意味があるらしい。かたつむりはともかく、他のふたつはかなりの嫌われ者ですね。 ◆参考*1:HP「今日は浅草寺の縁日。「四万六千日」の意味は?」 http://blog.q-q.jp/200607/article_34.html ◇:書籍「本試験型 漢字検定 1級試験問題集 ’09年版」成美堂出版 ◇辞書「字源」簡野道明、角川書店 ◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉 ◇Yahoo! J Dictionaries大辞林 ぬけられます→日本語雑学クイズ一覧 |
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