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●●●★日本語★●●● 問題:漢検2級程度の誤字探しです。次の四字熟語には、誤ったものがあります。どれでしょうか? □ [い]「不和雷同(ふわらいどう)」 □ [ろ]「人間阻外(にんげんそがい)」 □ [は]「弾該裁判(だんがいさいばん)」 □ [に]「塁進課税(るいしんかぜい)」 □ [ほ]「時期肖早(じきしょうそう)」 (答えはずっと下↓ スクロールして下さい) ●●●★日本語★●●● 正解:全部に誤りがある 説明:●[い]「不和雷同(ふわらいどう)」(×) 正しくは「付和雷同」ですね。「一定の主義・主張がなく、安易に他の説に賛成すること」と辞書にはあります。同じ意味の熟語がふたつ重なってできた四字熟語のようです。辞書にはそれぞれ次のように書かれています。 ---付和=自分にしっかりした考えがなく、たやすく他人の意見に同調すること ---雷同=自分自身の考えをもたず、むやみに他人の説や行動に同調すること (Yahoo! J Dictionaries 大辞泉) 同じ意味の熟語がふたつ重なる四字熟語はけっこうたくさんあるようです。「悪口雑言(あっこうぞうごん)」とか「曖昧模糊(あいまいもこ)」、「安穏無事(あんのんぶじ)」、「哀訴嘆願(あいそたんがん)」、「悪戦苦闘(あくせんくとう)」などなど、「あ」から始まる4字熟語だけで五指に余るようです。 ●[ろ]「人間阻外(にんげんそがい)」(×) 正しくは「人間疎外」だそうです。「人が機械の部品のように扱われ、人間らしさが無視されること」です。ルネ・クレール監督が映画「自由を我等に」で描き、チャップリンが「モダン・タイムス」でなぞったという「に〜んげんてきでないもの」ですね。なお、「阻害」とか「疎外」という言葉はあります。でも「阻外」という言葉は辞書には見当たりません(大辞泉/大辞林/字通/日本国語大辞典(小学館))。 ●[は]「弾該裁判(だんがいさいばん)」(×) 正しくは「弾劾裁判」だそうです。いまの日本では、裁判官を弾劾するときに国会内に設けられる弾劾裁判所で裁くそうです。 ○「該」という漢字は「軍規、約束、まさに(該当)」という意味があるそうです。「劾」という漢字は、「せめる、調べる、裁く」、転じて「官吏の罪を告発する」という意味があるそうです。今話題の防衛省守屋元事務次官の裁判は「弾劾裁判」なのかしらん。言葉の意味としては「弾劾」ですが、制度としては違うのかな。 ●[に]「塁進課税(るいしんかぜい)」(×) 正しくは「累進課税」です。「累進」は「数量・価格などが増加するにつれて、それに対する比率が次第に増すこと」だそうです。「塁進」では、一塁から二塁、三塁をまわってホームインになってしまいます。進塁するたびに税金を取られたら、野球なんてやっていられません。ビートルズの「タックスマン(税吏)」という歌を思い出します。たしか、「♪歩くなら足に税金をかける」とかいう歌詞があったと記憶します。 ●[ほ]「時期肖早(じきしょうそう)」(×) 正しくは「時期尚早」だそうです。平たくいえば「まだはやい」ですね。 ○「尚」という漢字は、そもそもは「ねがう、いのる」といった意味だそうです。他には「なお」、「さらに」といって意味もあるらしい。「肖」という漢字は、「似る、小さい」という意味があるとのこと。「不肖の息子」といえば「偉大な父親に似ていない愚かな子」という意味です。単に「非才、未熟者」といった謙遜にも使われます。「不肖・宮崎」という面白いカメラマンがいましたよね。 ◆参考:書籍「2008年度版 漢字検定 問題と解説 2級」新星出版社 ◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉 ◇辞書「字通」白川静、平凡社 ぬけられます→日本語雑学クイズ一覧 |
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