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zoom RSS 明治の小説「かくれんぼ」に登場する読みの難しい言葉。いくつわかりますか?

<<   作成日時 : 2008/01/24 06:43   >>

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★日本語★
問題:今日1月24日は、マニアも多い明治の皮肉屋、斎藤緑雨(さいとうりょくう)の誕生日だそうです。記念して青空文庫で緑雨の短編「かくれんぼ」を読んでみました。
●落語の「明烏(あけがらす)」にわずかに似ています。明烏は一晩のお話ですが、「かくれんぼ」は数年の経過を表しています。真面目な青年が誘われて遊里に出入りするようになり、経験を積んでその道のベテランに仕上がっていくという物語のようです。とくにオチはありません。色事のお話ではありますが、細密な描写もありません。淡々と描かれています。官能小説と間違われると失望します。
●では、せっかくですから小説「かくれんぼ」のなかから、熟語と漢字の読みの問題です。次の言葉は何と読むでしょうか? なお、読みはすべて青空文庫のテキストのルビに従っています。つまり、現在の辞書に準拠するというよりも、明治の著者・編集者の言語感覚に従っています。学校では教わらない読みかもしれません。悪しからず。
[い]弗函
[ろ]流眄
[は]尤物
[に]鳳雛麟児
[ほ]隠顕く
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:各項の説明を参照
説明:●[い]弗函は「どるばこ」と読む
ひとつひとつの漢字はご存じの漢字です。合わせればなんとか読めますね。金庫や金を入れる箱という意味があります。英語では「cashbox」などとなるらしい。「多くの利益をもたらす人や商品」という意味でもよく使われます。かつてはパチンコ屋にもありましたが、今もあるのかな。
●[ろ]流眄は「ながしめ」と読む
「眄」という難しい漢字は、一字だけでも「ながしめ」という訓読みがあるそうです。横目で見るという意味もあります。「左顧右眄(さこうべん)」、または「右顧左眄(うこさべん)」という四字熟語にも使われます。左を見たり右を見たりして視点も心もひとつに集中しないさま、あるいは迷うさまを表すらしい。
●[は]尤物は「ゆうぶつ」と読む
「尤物」は、同類の中で特にすぐれたものの意味があるらしい。転じて、「美しい女性。美女。美人」の意味にも使われるとのこと。でも、いまの女性を褒めるときに「尤物」と褒めても喜ばれないでしょうね。「尤」という漢字に「やまいだれ」をかぶせると、「疣(いぼ)」になります。漢字の見た目の印象でも、美しさには結びつきそうにありません。
●[に]鳳雛麟児は「ほうすうりんじ」と読む
将来が楽しみな若者のことだそうです。「鳳雛」は「おおとりのヒナ」です。麒麟児(きりんじ)は才能や技芸に優れた若者だそうです。勉強が特別にできる子供も鳳雛麟児でしょうし、ゴルフが特別に上手な子供も鳳雛麟児と呼べるのでしょう。
●[ほ]隠顕は「ちらつく」と読む
原文では「隠顕き(ちらつき)」という形でした。隠れたり顕(あらわ)れたりするから、「ちらつく」になるらしい。これが読める人は知識、あるいは推理力のどちらかがとても豊かな人ですね。
◆参考*1:HP「青空文庫 図書カード『かくれんぼ』」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000565/card46649.html
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇辞書「字通」白川静、平凡社

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