口を開けて息をするのはアホみたいだけど安全なの?

画像
★科学★
問題:ふつう、口を開けて息をするのは身体に悪いと言われています。とくに睡眠中には、イビキや無呼吸症候群の原因にもなりやすいと聞きますね。
●でも、口から息をしないと命に関わるという場合もあります。それは次のどの場合でしょうか?
[い]胃カメラを飲んだとき
[ろ]核磁気共鳴画像装置にかかるとき
[は]水泳のとき
[に]マラソンのとき
[ほ]スカイダイビングのとき
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[は]水泳のとき
説明:●プールで溺れて、死に至った子供たちの中には、泳ぎの達者な子も少なくないらしい。河童が川流れしたような件では、鼻から内耳へと水が入り、内耳機能障害で溺れる事例が半数を越えているらしい。
●その仕組みは次のようになるとのこと。まず鼻孔から吸い込んだ水が耳管を通って中耳に流れ込みます。すると中耳の内圧が急上昇し、出血するとのこと。このため急性循環不全を起こします。さらに内耳機能障害(耳性めまい)をきたすらしい。そして上下の平衡感覚が失われたり手足の震えが起きます。さらに水を飲み、呼吸ができなくなり、やがて溺れ死んでしまいます。
●内耳機能障害が原因で亡くなる事例が多いと報告したのは、浦和市の開業医小野忠彦(おのただひこ)医師と東京都監察医務院の上野正彦(うえのまさひこ)院長だそうです。上野氏は、ミステリーファンならもちろんご承知のかたですね。ご存じ「死体は語る」の著者です。
●お二人は、昭和62年までの過去20年間に、東京23区内のプールで水死し、行政解剖された小中学生のうち、泳ぎが達者だった26人を調査したそうです。とくに、耳を覆っている側頭骨を取り出して調べたとのこと。すると、73%にあたる19人が、鼓膜の内側にある中耳の粘膜などに出血が認められたそうです。プールの水が引き起こす耳性めまいが溺死の原因となっているという指摘につながりました。
●泳げるのに突然溺れて死んでしまう子供は心臓麻痺として誤認されることもあるそうです。さすが監察医ですね。死因の特定は厳密に行なっています。
●「指導にあたる人は、口から吸い鼻から吐く呼吸法を徹底して教えてください」と専門家たちは述べているそうです。たしかにそうですけど、子供ではなかなかうまく行かないこともあるでしょう。いっそ、シンクロナイズドスイミングの選手が装着しているような鼻バサミをつけさせるといいかもしれません。
◆参考*1:書籍「科学面白トピックス」新書初版108頁、馬場錬成&Quark編、講談社
◇HP「頭蓋骨 頭蓋半側透明7分解」(口絵の参考にさせて頂きました)
http://www.humanbody.jp/human/item/a283.html

ぬけられます→科学雑学クイズ一覧

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック