飛行機に水銀を持ち込めないのはなぜ?

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★科学★
問題:飛行機への搭乗時には、多くの規制をくぐり抜けねばなりません。爪切りバサミや鼻毛切りバサミですら客室に持ち込めないことがあります。水銀の温度計もひっかかる可能性があります。
●小型のハサミで機長や副操縦士を脅かすことができるとは思いませんけどね。では、飛行機に水銀の温度計を持ち込めないのは、なぜなのでしょうか?
[い]ポキッとガラスを割ると小さな武器になるから
[ろ]水銀を鍋で煮ると水銀蒸気が発生し、多くの中毒者を出すかもしれないから
[は]水銀を食べ物に混ぜると、多くの中毒者を出すかもしれないから
[に]水銀が飛行機内にこぼれると始末に悪いから
[ほ]水銀は触れるだけで水銀中毒になるから
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)


























正解:[に]水銀が飛行機内にこぼれると始末に悪いから
説明:国連の一機関に国際民間航空機関(ICAO)というのがあるそうです。この組織が制定した国際規約で、水銀は危険物に分類されているそうです。水銀または水銀を含む品物は手荷物や預け入れ荷物として機内に持ち込むことが禁止されているらしい。例外は保護ケースに入った個人用の小型体温計だけだそうです。
●水銀を含む品物を輸送する場合は、航空貨物として委託する必要があるらしい。ICAOの規約は、水銀に関わる貨物の取り扱いについて細かく規定しているそうです。
●水銀は意外にもけっこう危ない物質らしい。参考資料には次のような事例が掲載されていました。四隅を分厚いアルミニウム製の鈎型(かぎがた)金具でネジ止めされた木製の作業台に数滴の水銀をたらしてしまったそうです。気づかずに帰ったのでしょうか。翌朝には、アルミニウムにはいくつも大きな穴が開いていました。そばの木はひどく焦げていました。床からは、もろくて大きな酸化アルミニウムの塔が、鍾乳洞の石筍(せきじゅん)のように生えていたそうです。
●アルミニウムは反応しやすい物質だそうです。でも酸化アルミの膜がすぐにでき、内部まで反応が進むのを防ぐそうです。ところが水銀は酸化アルミの防御膜を破壊するとのこと。とどまるところを知らず、酸化が進んでしまうらしい。
●ご承知のとおり、飛行機はジュラルミンという軽合金でできています。90%以上がアルミニウム、あとは銅とかマグネシウム、マンガンなどがちょっとずつ混ざっています。もし水銀がジュラルミンに触れると、作業台のときとおなじことが起こるそうです。しかも、水銀は重力にひかれてどこへでも移動してしまいます。隙間などに入り込んだら、探すことができません。そこで反応を起こし、機体を損傷することが十分に考えられるそうです。
◆参考*1:書籍「つかぬことをうかがいますが…2」文庫初版238~241頁、ニュー・サイエンティスト編集部編、金子浩訳、早川書房
◇HP「のたれば」(口絵の参考にさせて頂きました)
http://utchy.s3.xrea.com/index.php?catid=1&blogid=1

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