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問題:「ありのすさび」という言葉は、古い言葉ですが、いまでもときどきは耳にします。では、次の中では、どの状況で使われるでしょうか? □ [い]かつて無敵を誇った球団がいまは下位に低迷しているとき □ [ろ]受験に失敗した人が再起を誓うとき □ [は]おいしそうな果物を頬張ったら意外に酸っぱかったとき □ [に]親しい人と離ればなれになったとき □ [ほ]蟻が山葵(わさび)の葉に巣をつくったとき (答えはずっと下↓ スクロールして下さい) ●●●★●●● 正解:[に]親しい人と離ればなれになったとき 説明:●「ありのすさび」を辞書で引くと、「生きているのに慣れていいかげんに過ごすこと。なおざりに暮らすこと。ありのすさみ」と書かれています。漢字では「在りの遊び」らしい。「在り」は「生きている」とか「そこにある」という意味です。当たり前か。「遊び(すさび)」は、「こころのおもむくままに」とか「勢いのままに」といった意味があるらしい。「筆のすさび」は「筆のおもむくままに」とのこと。近ごろでは「キーボードのすさび」ですけどね。 ●竹久夢二の「花束」という詩の一節に、次のような表現があるそうです*1。 「ありのすさびに 花をつみてつかねたれど おくらむひともなければ こゝろいとしづかなり。…」 「退屈なのでとくに意味もなく花を摘んで花束にしてみたけれど…」という意味らしい。この場合の「ありのすさび」には「暇つぶし」といった意味も含まれているのかな。最初の1行は、「つれづれなるままに」と入れ替えられそうです。 ●「ありのすさび」でいちばんよく知られているのが、「古今和歌六帖(こきんわかろくじょう)」という歌集にも掲載されている歌だそうです。 「ある時は ありのすさびに 語らはで 恋しきものと 別れてぞ知る」 遠く離れて、あるいは死別して、初めてその人に心ひかれていたことに気が付くといった意味らしい。そばにいるときには、「ありのすさび」でとくに親しく話もしなかったようです。現在でもそんなことはあるでしょう。転校すると聞いて急に淋しさを感じ、その異性に心ひかれていた自分に気づく。なぜ、もっと話をしなかったのだろう。もっとその異性のことを知りたかった。 ●紫式部女史もこの言葉がお好きだったという噂です。「ありのすさび」は、なかなか面白い言葉のようです。 ◆参考*1:HP「竹久夢二「夢のふるさと」−花束」 http://www.nextftp.com/y_misa/yumeji/yume071.html ◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉 ◇辞書「日本国語大辞典」小学館 ◇HP「引越のサカイの顧客満足度-家を建てよう」(口絵の参考にさせて頂きました) http://blog.smatch.jp/yamasaki/archive/207 ぬけられます→日本語雑学クイズ一覧 |
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