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zoom RSS 漢検準一級問題。「釜中の魚」の「釜中」はなんと読むの?

<<   作成日時 : 2007/10/12 06:55   >>

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★日本語★
問題:●けっこう難しい漢検準一級相当の読み問題です。次の熟語の読みはなんでしょうか?
[い]「釜中の蛸で手も足も出ない」の「釜中」
[ろ]「鉤距に長けた人物」の「鉤距」
[は]「社会の木鐸として」の「木鐸」
[に]「采女に選ばれた娘」の「采女」
[ほ]「究極の肉体美を象った銅像」の「象った」
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)


























正解:各項説明を参照
説明:●[い]「釜中の蛸で手も足も出ない」の「釜中」は「ふちゅう」と読む
「ふちゅう」と言えば東京の人にとっては「府中市」ですね。競馬場でうるおっています。そのおかげで、住民サービスはたいへん充実しています。ゴミ収集車なんか1時間置きにやってきます。嘘です。
○「釜中の蛸」は手も足も出ず、事態を改善する手段がないことの喩え(たとえ)に使われます。別に、「釜中魚を生ず」という諺もあるらしい。釜を長く使わないと、中にぼうふらが湧いたりします。貧しいことの喩えらしい。
●[ろ]「鉤距に長けた人物」の「鉤距」は「こうきょ」と読む
「鉤距」とは「さぐりを入れる」という意味だそうです。「鉤距をよくなし、以て事情を得たり」という用例が辞書に出ていました。「鉤」は「鈎」と同じで「かぎ」と訓読みするようです。「ひっかける」という意味もあります。カマを掛けるなどして情報を引き出すところから「さぐりを入れる」という意味になったのかな。
●[は]「社会の木鐸として」の「木鐸」は「ぼくたく」と読む(○)
「木鐸」は、「古代中国で、法令などを広く人民に示すときに振り鳴らした、木の舌のついている大きな鈴」だそうです。転じて、「世の人を教え導く人。社会の指導者」の意味も生まれたらしい。
○「新聞は社会の木鐸」という言葉があります。そうホンキで言っているのは新聞社の人たちだけかもしれません。記事や社説の捏造・盗用、記者連の破廉恥事件など新聞社にも不祥事は多い。読者の側では、「新聞は社会の御託(ごたく)」ぐらいに考えているかも。御託とは、「自分勝手なことをもったいぶってくどくど言うこと。偉そうに言いたてること」と辞書には書いてあります。
●[に]「采女に選ばれた娘」の「采女」は「うねめ」と読む
「采女」は「宮中の女官の一。天皇・皇后の側近に仕え、日常の雑事に従った者」だそうです。律令制度では「諸国の郡司一族の子女から容姿端麗なものを選んだ」と言われます*2。
●[ほ]「究極の肉体美を象った銅像」の「象った」は「かたどった」と読む
「象」は、そもそもは長い鼻・大きな耳を持つ大型動物をあらわす漢字です。昔は江北(こうほく、揚子江下流の北側の地域)にも象がいたらしい。捕獲して慣らし、土木工事などに使役したそうです。それとはあまり関係がないようですが、「象」という漢字の訓読みは「かたち」だそうです。「象る(かたどる)」と動詞にも使われます。
◆参考*1:書籍「本試験型 漢字検定 準1級試験問題集 ’08年版」成美堂出版
◇*2HP「天皇と腕自慢の大工の賭けは、卑怯な手により天皇の勝ち?」
http://blog.q-q.jp/200706/article_61.html
◇辞書「字源」簡野道明、角川書店
◇辞書「字通」白川静、平凡社
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries大辞林
◇HP「道具批評.com:渋谷、原宿、青山あたりの店と道具についての批評blog」(口絵の参考にさせて頂きました)
http://tools.hihyo.com/

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