トマトとナスは親戚同士なの?

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★科学★
問題:●秋はナスの旨い季節です。ナスはインドが原産地で世界に広がったそうです。日本には平安時代に渡来し、以降夏から秋にかけての代表的な野菜として好まれてきました。「一富士二鷹三なすび」などとも言いますね。縁起がいい食べ物なのかな。それとも単に語呂がいいだけかな。
●では、ナスに関する雑学です。次のうちで正しい記述はどれでしょうか?
[い]トマト、ジャガイモ、ピーマン、シシトウもみんなナス科の野菜である
[ろ]「秋茄子は嫁に食わすな」は嫁に対する愛情から出た言葉である
[は]ムサカはメキシコで生まれた典型的なナス料理である
[に]ナス畑に生えナスの養分を横取りするワルナスビという草があるがナス科の植物ではない
[ほ]アクが強いので生食には適しないが有名な仙台産の水茄子は生食できる
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)


























正解:[い]が正しい
説明:●[い]トマト、ジャガイモ、ピーマン、シシトウもみんなナス科の野菜である(○)
他にトウガラシやホオズキもナス科の植物だそうです。ナス科の植物は植物アルカロイドを含み特有の薬理作用を持つ場合が多いそうです*2。ナスはあまり毒気がなさそうですけどね。
●[ろ]「秋茄子は嫁に食わすな」は嫁に対する愛情から出た言葉である(△)
貝原益軒の「養生訓」には「茄子は性寒利」でたくさん食べると腹痛や下痢を起こすと書いてあるらしい。嫁の身体を気遣っている言葉かもしれません。でも、反対の説もあります。「秋茄子(あきなすび?) わささの糟に 漬けまぜて 嫁には呉れじ 棚に置くとも(夫木和歌抄、ふぼくわかしょう)」という鎌倉時代の歌があり、嫁に対する意地悪な姑の気持を表しているという説もあるようです。ちなみに「わささ」とは「醸造したまままだ火入れをしていない新酒」だそうです。昔は酒粕に漬けて食したのでしょうか。他にも由来や意味について異なる説があり、どれがホントかわかりません*1。
●[は]ムサカはメキシコで生まれた典型的なナス料理である(×)
正しくは「…地中海沿岸で好まれるナス料理」だそうです。ラム肉、薄切りしたナス、トマトを何層にも重ね、ホワイトソースをかけて天火(てんぴ、オーブン)で焼くそうです。トルコやバルカン半島諸国ではまた別の調理法だったりするらしい*3。
●[に]ナス畑に生えナスの養分を横取りするワルナスビという草があるがナス科の植物ではない(×)
ワルナスビはナス科の多年草だそうです。とくにナス畑に多く生えるわけではないらしい。生命力が強く、ちょん切っても、ちょん切った先からまた芽が出て増えていくとのこと。日本植物学会の大立者、牧野富太郎博士により発見、命名された植物だそうです*4。
●[ほ]アクが強いので生食には適しないが有名な仙台産の水茄子は生食できる(×)
正しくは「…大阪の泉州水茄子は生食できる」だそうです。普通のナスを生食するときは、水に漬けたり塩もみしたりしてアクをとるらしい。泉州水茄子は皮を剥いでみそだれで食べたりするそうです*1。
◆参考*1:HP「ナス – Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8C%84%E5%AD%90
◇*2HP「ナス科 – Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%B9%E7%A7%91
◇*3HP「ムサカ – Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%82%B5%E3%82%AB
◇*4HP「ワルナスビ – Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%82%B9%E3%83%93
◇HP「萩たまげなす(萩市)」(口絵の参考にさせて頂きました)
http://www.yamaguchi.info.maff.go.jp/alakalto/photo/17nen/0614tamage/photo.htm

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