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zoom RSS 知っていれば大人の顔、漢検準1級の問題。「轟く」は「とどろく」と読むの?

<<   作成日時 : 2007/06/15 06:38   >>

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問題:かなり難しい漢検準1級の問題です。次のうち正しい記述はどれでしょうか?
[い]「轟く」は「とどろく」と読む
[ろ]「轡」は「さるぐつわ」と読む
[は]「菱花鏡」は「ひしはなみ」と読む
[に]「邪」は「よこしま」と読む
[ほ]「竪子」は「たてご」と読む
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)


























正解:[い]と[に]、[ほ]が正しい
説明:●[い]「轟く」は「とどろく」と読む(○)
音が大きく響くことを轟くと言いますね。「轟音(ごうおん)」という熟語を作ります。昔の女優さんで「轟夕起子(とどろきゆきこ)」さんというかたがいました。宝塚の出身で映画監督のマキノ雅弘氏の奥さんだったこともあります。黒澤映画にも出演されていたそうです。「七つの顔(多羅尾伴内シリーズ)」も出演作のようです。小学生のときに「轟」という漢字を覚えたのは、字形の面白さもさることながら、綺麗な女優さんのおかげでもあります。
●[ろ]「轡」は「さるぐつわ」と読む(×)
正しくは「くつわ」です。手綱(たづな)をつけるために、馬の口にはめる金具ですね。「口輪(くちわ)」から転じたと言われています。「さるぐつわ」は「猿轡」と書きます。
●[は]「菱花鏡」は「ひしはなみ」と読む(×)
正しくは「りょうかきょう」と読むそうです。金属製の昔の鏡だそうです。裏側に菱の花が浮き彫りにされていたらしい。表面はつるつるに磨いてあります。時間とともに酸化して曇ります。ときどき磨き込んで使うそうです。
○話は思いっきり脇道にそれます。落語に「松山鏡」というお話があります。鏡を知らない昔の人のお話です。主人公は鏡に映る自分の像を父親と勘違いします。カミサンは同じ鏡の中に女を見つけて亭主の隠し女と勘違いします。庶民は自分の顔を見たことがないという前提で成り立つお話です。
○でも大昔から水鏡はありました。落語ばかりで恐縮ですが、「八五郎坊主」というお話では、お寺で坊さんになり頭を丸めた男が水鏡で坊主頭を確認する場面があります。大昔から庶民も自分の顔を知っていたのではないか。落語に理屈を持ち込んじゃいけないと思いつつ、妙に気になります。
●[に]「邪」は「よこしま」と読む(○)
「よこしま」といってもボーダーのことではありません。道にはずれていることですね。
●[ほ]「竪子」は「たてご」と読む(○)
「たてご」といってもストライプのことではありません。「格子や障子の縦方向の組子(くみこ)」のことだそうです。組子は一般に言う桟(さん)のようです。
○竪子は、「じゅし」、「しゅし」とも読めます。この場合には「子供」とか「青二才」の意味になるそうです。「竪」はどこかで見た漢字だな。そうか。「ビルマの竪琴」ですね。
◆参考:書籍「本試験型 漢字検定 準1級試験問題集 ’08年版」成美堂出版
◇辞書「字源」簡野道明、角川書店
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries大辞林
◇CD「志ん生落語集 決定版 11『松山鏡/水屋の富/寝床』」五代目古今亭志ん生、COCF-11892、日本コロンビア
◇CD「桂枝雀独演会 第1集『寝床/八五郎坊主』」二代目桂枝雀、CZ28-5001、東芝EMI
◇HP「襖(ふすま) 障子 クロス 壁紙 カーテンの狩野清文堂 京都市中京区」(口絵の参考にさせて頂きました)
http://www.e-kano.jp/shouji.html

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決定盤 志ん生落語集ベストコレクション(11)松山鏡/水屋の富/寝床
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