平目(ひらめ)や鰈(かれい)の目は生まれつき片面に寄っているの?

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問題:●ご存じのとおり、平目(ひらめ)とか鰈(かれい)は、ずっと海底の砂地に寝転んで暮らしています。気楽そうで羨ましい。生活習慣から来ているのでしょう。目の付き方が他の魚とは異なっています。両側に目があると片方には砂粒が入り、痛くて仕方がありません。しかも地面しか見ていないから無駄でもあります。で、片方に寄っているわけですね。
●では平目と鰈の目に関するクイズです。次のうち正しい記述はどれでしょうか?
[い]平目は生まれつき片側に2つの目があるが、鰈は普通の魚とおなじように生まれてくる
[ろ]平目は普通の魚とおなじように生まれてくるが、鰈は生まれつき片側に2つの目がある
[は]平目も鰈も普通の魚とおなじように生まれてくる
[に]平目も鰈も生まれつき片側に2つの目がある
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)


























正解:[は]平目も鰈も普通の魚とおなじように生まれてくる
説明:●平目も鰈も卵から孵化したばかりのときには、普通の魚とおなじように泳ぎ、おなじように目がついているそうです。ところが、思春期になると、目が移動しはじめるらしい。移動の経路はいくつかあるようです。たとえば、ある種では、片方の目がだんだん頭のほうに動き、頭頂部に達すると今度は下がってきます。つまり、峠を越えてやってくるわけですね。
●また、ある種では、頭に一時的なスリット(裂け目)ができ、そこを経由して片方に出てくるそうです。つまり、トンネルを利用してやってくるわけですね。
●今日は4月1日ではありません。冗談のような話ですが、参考資料にはホントにそのような意味のことが書かれています。図も掲載されていました*1。
●平目や鰈にはもうちょっと仰天するような特徴があるそうです。連中は浮き袋を持たないらしい。砂に横になってからはとくに不自由はしません。でも、若いうちは水中での上下移動に苦労しそうです。で、彼らのあみだした対策のひとつが、背鰭(せびれ)や尾鰭(おびれ)を大きくすることです。水の抵抗を大きく受け、上方へと移動するのかな。もうひとつの対策は、内臓を身体から飛び出させることだそうです。これも水の抵抗を大きくして、身体を浮かせる働きがあるのでしょうか。大きなお世話ですが、腹が冷えてしまいそうですね。飛び出した内臓は、成長して海底に寝そべるころになると、元の腹におさまるのだそうです*1。
●どうでもいい話ですが、ナメタガレイという鰈が魚屋さんの店先に並んでいます。旨いけれどなかなかお値段が張ります。ナメタは芸名で本名はババ鰈(ババガレイ)と呼ぶらしい。でも、これでは食欲がわきません。とくに関西地方では無理でしょうね。売り出すには食べたくなる名前が必要だったのかな。
●もうひとつどうでもいい話ですが、「左ヒラメに右カレイ」は日本ではかなりの確率で当たっているそうです。でも、アメリカ西海岸ではカレイは右向き左向きが半分ずつだそうです。所変われば向きも変わるのでしょうか*2。
◆参考*1:書籍「身のまわりで学ぶ生物のしくみ」初版92~93頁、青野裕幸・桑島幹編著、秀和システム
◇*2HP「左ヒラメに右カレイ?」
http://www.dent.okayama-u.ac.jp/syouni/OKAZAKI/omosiro/hiramekarei/hiramekarei.html
◇HP「★送料無料!極上活〆天然平目姿造り!さばき済なので簡単盛り付けて食べるだけ!【とってもぜいたくなぽん酢】1本300mlプレゼント! - 美寿~天然魚介さばいて産直!」(口絵の参考にさせて頂きました)
http://tenant.depart.livedoor.com/t/bijyu/item_detail?id=1330581&tenant_category_id=28479

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