上方言葉の「かんてき」ってなんのこと?

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問題:●関西地方の方言であり、かつ古い言葉で瀕死語です。昔から大阪に住む方ならわかるでしょう。
●「かんてき」は炊事によく使われる道具です。別の言葉で言うと何になるでしょうか?
[い]薬缶(やかん)
[ろ]七輪(しちりん)
[は]竈(かまど)
[に]水壷(みずつぼ)
[ほ]瓶(かめ)
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)


























正解:[ろ]七輪(しちりん)
説明:●七輪は「七厘」とも書きます。そんな値段だったんでしょうか。「こんろ」と呼ぶ地方もあるようです。
●珪藻土(けいそうど)を固めて作られています。円筒で上が朝顔状に開き気味です。天地(高さ)も差し渡し(直径)も30cm弱ぐらいです。中に炭を入れて燃やします。上には金網を乗せてサンマを焼きます。餅を焼きます。鍋を乗せて煮物をします。
●横腹に空気穴があいています。ここに風を送ると炭がよく燃えて温度が上がります。ガスが普及する前、主婦や子供がパタパタとうちわであおぎはじめると、食事の準備に入ったなとわかったものです。昭和30年代までは東京でもよく使われていました。
●「かんてき」は「癇癖」(かんぺき)に通じて「かんしゃくもち」のこともいいます。つまり「すぐにおこる」ですね。逆に「すぐに火がおこるので、『かんてき』と呼ばれるようになった」という説もあります。どっちが卵でどっちが鶏かよくわかりません。
●上方落語の「延陽伯」では、今晩結婚するという長屋の若者がお茶をいれる場面があります。「…かんてき持ってきて、空消し(からけし)いれて、炭いれて…」と自分で手順を喋りながら準備します。「空消し」は火起こしに使う消し炭のことだそうです。おなじお話、江戸落語の「たらちね」では「七輪」と呼ばれています。
●今でも「かんてき」は販売されています。楽天で「七輪」を調べたら、3000円弱ぐらいでした。アウトドアでも使えます。
◆参考*1:HP「【楽天市場】七輪:木炭本舗 ほしの」(かんてき=七輪の写真があります)
http://www.rakuten.co.jp/sumi/104282/110096/#110303
◇CD「枝雀落語大全 第32集『八五郎坊主/延陽伯』」二代目桂枝雀、TOCF-55052、東芝EMI
◇HP「クリナップ / 江戸散策 / 第29回」(口絵の参考にさせて頂きました)
http://www.cleanup.co.jp/life/edo/29.shtml

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枝雀落語らいぶ(21)延陽伯

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