エタノール100ccと水100ccを混ぜると200ccにはならない?

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問題:●おなじ温度の水を50ccずつ混ぜると、当然ながら、100ccの水になります。では、ここにおなじ温度のエタノールを100cc加えると、何ccになるのでしょうか?
[い]200ccより多い
[ろ]200ccちょうど
[は]200ccより少ない
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)


























正解:[は]200ccより少ない
説明:●水の分子が集まって水です。水の中には「空孔(くうこう)」と呼ばれる隙間があるとのこと。ここにエタノールの分子がわずかに入り込むらしい。結果として、100ccと100ccを足しても200ccにはならないそうです。
●直径10mmのガラス玉カップ一杯分に直径1mmの小さなガラス玉カップ一杯分を足しても、カップ2杯分にはならないでしょう。10mmのガラス玉の隙間に1mmのガラス玉が入り込んでいくと予想されます。似たようなことなのかな。ちがうかな。
●エタノールというのは、エチルアルコールの別名です。酒精(しゅせい)とも呼ばれます。水と混ぜると水割りができます。氷を入れて冷やして召し上がるといいでしょう。
●余談ですが、水とエタノールの混合液を蒸留によって2つの成分に完全に分離できるかというと、そうはいかないそうです。エタノールは96%までしか濃縮できないらしい。共沸(きょうふつ)という現象によるとのこと。詳しいことはWikipediaの「共沸」の項をごらんください*2*3。
●さらに余談ですが、最近、エタノールがガソリンの代替品として注目されています。すでにブラジルでは、新車の半分以上がエタノール対応車だとも聞きます。エタノールは未来志向の燃料に見えます。でも、かつて石油がそんなに安くなかったころには、ガソリンにエタノールを混ぜて使っていたらしい。たとえば、フランスでは1920年代から1950年代まで砂糖大根で作ったエタノールを混ぜていたとのこと。どちらかといえば、懐古趣味の燃料なのかな。
●残念ながら日本では植物からエタノールを作ると割高になるとのこと。エタノールを混ぜるのが主流になっても輸入に頼ることになりそうです。それじゃガソリンと一緒ですね。
◆参考*1:書籍「おもしろ科学クイズ」初版167~168頁、照井俊著、主婦の友社
◇*2HP「エタノール – Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%BF%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%AB
◇*3HP「共沸 – Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E6%B2%B8
◇HP「Suntory News Release No.8268」(口絵の参考にさせて頂きました)
http://www.suntory.co.jp/news/2002/8268.html

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