歴史的発見の間違いはどこ?

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問題:●新聞に次のような大きな見出しが出ていたとします。「大発見! 15世紀ムガール帝国の遺跡でヒンドゥー教徒の墓。遺骨とともに金銀宝石など財宝を多数発掘」。
●さて、この文章のなかで、誤りが含まれている部分はどこでしょうか?
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)


























正解:「大発見! 15世紀ムガール帝国の遺跡でヒンドゥー教徒の墓。遺骨とともに金銀宝石など財宝を多数発掘」には以下の3箇所に誤りがある
説明:●まずは、ムガール帝国の年代が誤りです。ムガール帝国は大永6(1526)年~安政5年(1858)にわたってインドを治めたイスラム王朝だそうです。15世紀には存在しないようですね。
●二つ目の誤りは、「ヒンドゥー教徒の墓」だそうです。イスラム王朝にヒンドゥー教徒がいても不思議はありません。とくにムガール帝国はさまざまな宗教に寛容だったようです。でも、ヒンドゥー教徒の墓がある可能性はきわめて低いらしい。なぜなら、ヒンドゥー教徒の習慣では死体は火葬にされ、その灰を聖なるガンジス川あるいはその支流に流します。墓を作る風習はないそうです。
●三つ目の誤りは「金銀宝石」ですね。ヒンドゥー教徒は人の思い出として塚を作ることはあったそうです。でも、遺骨が入っている可能性は低いでしょうし、ましてや金銀宝石などは残さないようです。
●タージ・マハルはどうなんだ、と思われるかもしれません。あれを作ったオッチャンは、ムガール帝国の第5代皇帝だそうです。イスラム教徒だったんでしょうね。
●ヒンドゥー教は、たくさんの信者がいる大きな宗教です。でも、門外漢にはひとつだけ不思議な点があります。キリスト教にはイエス・キリストがいます。仏教には釈迦がいます。イスラム教にはマホメットがいます。それぞれの宗教に創始者と呼ぶべき人がいます。ヒンドゥー教だけは、誰が始めたのか、よく知られていません。誰なんでしょうね。
◆参考*1:書籍「意外な世界史」井野瀬久美恵著・PHP研究所
◇*2HP「ヒンドゥー教 – Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BC%E6%95%99
◇HP「ガンジスM本の『まいど! 中国です』」(口絵の参考にさせて頂きました)
http://web.digitalway.ne.jp/users/walumono/morimoto-China.htm

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