方言の問題です。「ぐみたはる」はどんな意味?

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問題:標準語といいますか、東京の言葉で、「駄々をこねる」という言い方があります。子供が甘えて、無理をいったり、わがままをいったりすることです。
●では、和歌山地方の方言では、「駄々をこねる」はなんと言うでしょうか?
[い]だはんこく
[ろ]えごじぇる
[は]ぐみたはる
[に]ががる
[ほ]ぶいぶ
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)


























正解:[は]ぐみたはる
説明:●参考資料*1によれば、そんなことらしい。
●[い]の「だはんこく」は岩手県西部地方、[ろ]の「えごじぇる」は同じ岩手県でも南のほうの方言だそうです。「だはんこく」は「だはん(を)こく」なんでしょうかね。「えごじぇる」は、「エゴ」なことを言って人を困らせるという風にもとれます。バラエティに富んでいます。ちなみに、「駄々っ子」は仙台地方では「びれこ」、高知地方では「やんがん」だそうです。
●愛知県春日井市の牛山地域では、駄々をこねることを「ががる」と言うそうです。濁音を重ねて不快さを表しているのでしょうか。「そんなにががるなら、まーゆうこときいたらんぞ」とは、「そんなにだだをこねるなら、もう言う事を聞いてあげないよ」という意味らしい*3。
●沖縄県に今帰仁という地域があるそうです。「なきじん」と読むらしい。14世紀の城跡が残っているとのこと。地名からしてなかなか難しいのですが、こちらでは駄々をこねることや駄々っ子を「ぶいぶ」と呼ぶそうです。う~む、外国語のようだな*2。
●岩手県には「だはんこく」の他に、「ごんぼほる」という言い方もあるそうです。「ごんぼほんでねぇ、このぼんくらが!」などと使うらしい。牛蒡(ごぼう)を掘ることとの関係の有無は不明と書かれていました*4。
●和歌山県の「ぐみたはる」は、「涙ぐむ」などの「ぐむ」と関係があるのかな。語感が珍しいので、「ぐみ」で始まる言葉を調べてみました。植物の茱萸(ぐみ)と菓子類のグミ「gummi」以外には「愚民」しかありませんでした。愚民の一人としては、「ぐみたはる」がどのように成り立った言葉なのか、想像もつきません。不思議な言葉です。でもなんとなく感じは出ているんですよね。
◆参考*1:HP「有田弁を極める形容詞編)@ありだ」
http://www.arida.biz/aridaben_keiyoushi.htm
◇*2HP「語彙詳細 ― 今帰仁方言」
http://ryukyu-lang.lib.u-ryukyu.ac.jp/nkjn/details.php?ID=NK45704
◇*3HP「牛山なんでも辞典(ががる)」
http://homepage3.nifty.com/hiroh/index.htm
◇*4HP「ごすべん」
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Sumire/6862/06gtv/12gosuben/page06.html
◇*5HP「I-BLOG ~ また会う日まで│離婚・・・再会、子供の成長と涙・・・」(口絵の参考にさせて頂きました)
http://yuu-to.seesaa.net/

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この記事へのコメント

りょう
2007年07月03日 14:19
おもしろいです。
りょう様<素町人
2007年07月03日 14:32
コメントをありがとうございます。
 おほめにあずかり恐縮です。
m(_ _)m

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