薬と薬、薬と飲料、薬と食物の組み合わせで危ないのはどれ?

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問題:●鰻と梅干し。天麩羅と西瓜。蟹と氷水。単なる迷信とも言われますが、食べ物どうしの「食べ合わせ」はよく知られていますね。中華料理にも食べ合わせはあるとのこと。フカヒレと鮑、燕の巣の3食材を立て続けにどっさり食べると、財政状態が不健康になるらしい。
●冗談はさておき、最近では、薬と食べ物や飲み物、処方薬と一般市販薬といった「飲み合わせ」が問題になっているそうです。では次のうち飲み合わせの可能性のあるのはどれでしょうか?
[い]貧血治療薬と日本茶
[ろ]降圧剤とグレープフルーツジュース
[は]処方された抗生物質と市販の胃薬
[に]市販風邪薬とキャベツ
[ほ]睡眠薬とアルコール類
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)


























正解:[ろ]と[は]、[ほ]が可能性が高い
説明:●[い]貧血治療薬と日本茶(×)
日本茶に含まれているタンニンという物質が、貧血治療薬に含まれる鉄剤の吸収を妨げるという指摘があるとのこと。でも、あまり大きな作用ではなく、気にしなくてもいいようです。
●[ろ]降圧剤とグレープフルーツジュース(○)
薬と飲み物の飲み合わせの中ではいちばんよく知られているコンビだそうです。血圧降下剤はふつうはかなりの部分が消化されずに流れてしまうらしい。それを計算に入れて服用量が決められています。ところが、グレープフルーツジュースに含まれるフラボノイドという成分が降下剤の吸収を促進してしまうらしい。
○降下剤のおかげで上130下80ぐらいに収まっている人が、グレープフルーツジュースを飲んだために上100下60ぐらいまで降下したという事例があるそうです。立ちくらみなどを感ずる人もいるらしい。グレープフルーツジュースは、薬を服用している人は気をつけて飲んだ方がいいようですね。旨いからついつい大量に飲んでしまいますしね。
●[は]処方された抗生物質と市販の胃薬(○)
ニューキロン系という抗生物質があるらしい。この薬の成分と、胃薬に含まれる制酸剤水酸化マグネシウムが結合すると、消化されなくなるそうです。抗生物質が効かないというと耐性菌を思い出します。飲み合わせの場合もあるんですね。
●[に]市販風邪薬とキャベツ(△)
風邪薬に含まれるアセトアミノフェンという成分は、肝臓で分解されなかった成分が血液で運ばれて効果をあげるらしい。キャベツに含まれるグルクロン酸という成分により、肝臓での分解が促進されるそうです。たくさん分解されると、アセトアミノフェンの血中濃度が下がってしまうとのこと。ただし、その降下率は20%ぐらいで、さほど深刻な影響はないだろうという説もあります。
●[ほ]睡眠薬とアルコール類(○)
眠れなくて酒を飲む。それでも眠れなくて睡眠薬を飲む。起きあがるのが面倒だからとつい酒で飲む。ありがちな話らしい。もし、両方を大量に飲むと、死に至る場合もあるとのこと。酔っているときは睡眠薬を飲まない。睡眠薬を飲んだ後では絶対に酒を飲まない。これが大事らしいですね。
◆参考*1:雑誌「薬の危険な飲み合わせ」ニュートン0703月号、担当森久美子、ニュートンプレス
◇HP「洋菓子材料の通信販売・フルーツ加工品 ジュース類」(口絵の参考にさせて頂きました)
http://www.tfoods.com/shop/cargo/DATA/sub/0613.html

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