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zoom RSS 「進退きわまる」。漢字ではどう書くの?

<<   作成日時 : 2007/03/29 08:14   >>

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問題:漢字の問題です。「にっちもさっちも行かない」という意味で、「進退きわまる」という表現があります。これを漢字で書くとどうなるでしょうか? 下の選択肢から選んで下さい。
[い]「進退山まる」
[ろ]「進退海まる」
[は]「進退川まる」
[に]「進退谷まる」
[ほ]「進退林まる」
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)


























正解:[に]「進退谷まる」
説明:「きわまる」には、「極まる」とか「窮まる」という漢字があります。でも、「進退きわまる」というときの「きわまる」は「谷まる」がホントの漢字だそうです。
●「進退谷まる」は「詩経」という中国の古い詩集にその用例が見られるとのこと。「あはれ世のことわざに、進退これ谷まるという」とかいう一節があるそうです。その前には、「鹿でさえ群れて生きていくのに、人は友を裏切り、ともに向上しようともしない」という意味の表現があるそうです。「詩経」は世間に対する恨みつらみを述べている本なのかな。よく知りませんが、昔から人間関係は難しいようです。
●字源という漢字辞書をみると、こちらにも、詩経の用例が出ています。谷に落ちると進退きわまるからこんな読み方が出たのではないかと、参考にした書籍には出ていました。でも井戸に落ちても、試験に落ちても、歩道橋の階段から落ちても、進退きわまることはありますよね。なぜ「谷」なのか。ちょっと説得力に欠けるような気がしますけど。
●三代目三遊亭金馬師の落語「嘘つき彌次郎」というお話には、冒険譚の途中で「…(隣には天狗がいて)下は獅子、進退ここに谷(たに)まった」、「きわまったんじゃないかい?」、「字に書きゃおんなじでさぁ」というやりとりがあります。昔の人も「谷まる」を「きわまる」と読むことにちょっとひっかかっていたのかな。
●ちなみに、「にっちもさっちも」は漢字で書くと「二進も三進も」と書きます。野球のランナーがニ三塁間で挟まれちゃった感じです。挟殺プレーでは生き延びる確率はかなり低そうです。
◆参考*1:書籍「語源 面白すぎる雑学知識」野末陳平監修・青春出版社
◇HP「沖縄タイムス 特集 第83回全国高校野球選手権沖縄大会」(口絵の参考にさせて頂きました)
http://www.okinawatimes.co.jp/spe/yakyu20010717.html

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