胴体着陸死傷者ゼロ。ところで乗客も気が付かない胴体着陸の事例があるの?

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問題:「全日空機が前輪出ないまま無事着陸 高知空港」(Sankei Web 070313)
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiko/070313/jko070313001.htm
●高知空港での全日空機胴体着陸の場面は、テレビで何度も放送されましたね。機体のアゴの部分が滑走路に擦れて小さな火花があがっていました。幸い怪我人が出なくてようござんした。
●黒いプロペラのついている機種、カナダ製ボンバルディアQ400とかいっていましたね。半分に迫る分担率で三菱重工業が開発に参加しているとWikipediaに書かれていました。まさかホントはリコールすべき機体じゃないでしょうね。失礼、あれは三菱ふそうでしたっけ。
●胴体着陸について調べてみると、軽飛行機・練習機なども含めるとけっこう頻繁に起きているようです。操縦士が緊張するせいでしょうか、ほとんどは死傷者を出していません。今回の操縦士も緊張したでしょうね。
●では、過去の胴体着陸事故からのクイズです。次のうち正しい記述はどれでしょうか?
□[い]ジャンボジェットが胴体着陸したが乗客には全然わからなかったという事例がある
□[ろ]70歳のパイロットが胴体着陸し、かすり傷だけで済んだ事例がある
□[は]海上自衛隊のP-3C機がたるみ事故で胴体着陸したことがある
□[に]日本から米国へ初めての太平洋横断飛行が成功したときは、最後は胴体着陸だった
□[ほ]12歳のパイロットが胴体着陸に成功したことがある
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)


























正解:[い]と[は]、[に]が正しい
説明:●[い]ジャンボジェットが胴体着陸したが乗客には全然わからなかったという事例がある(○)
平成6(1994)年10月19日のことです。日本人乗客247人を乗せ、シドニー空港から関西空港に向けて飛び立ったジャンボ機がエンジン不調で引き返します。着陸時に前輪が壊れ、つんのめるように胴体着陸をします。でも乗客に対して機内放送での説明はありませんでした。中でしばらく待つように言われた乗客達は、30分ほどしてタラップを降りて驚きます。滑走路に消火器の泡があふれていたそうです*1。
○事故の状況を乗客に伝えるべきだったのではという意見もあったようです。でもまぁみんな無事だったので、なんとなくおさまってしまったようですね。
●[ろ]70歳のパイロットが胴体着陸し、かすり傷だけで済んだ事例がある(×)
正しくは「76歳のパイロットが…」です。岐阜県の各務原に自衛隊の飛行場があるそうです。平成13(2001)年7月20日、76歳のパイロットと52歳の友人が乗っていた軽飛行機は計器類が使えなくなり緊急着陸を依頼します。着陸準備を始めてると、前輪もでないことがわかり、76歳のパイロットは滑走路脇の草むらに胴体着陸したそうです。衝撃でかすり傷は負いましたが友人は無事。非行歴、失礼、飛行歴30年の大ベテラン操縦士だったそうです。さすがですね*2。
●[は]海上自衛隊のP-3C機がたるみ事故で胴体着陸したことがある(○)
平成4(1992)年3月31日、映画で知られる硫黄島の飛行場に自衛隊の対戦哨戒機P-3Cが胴体着陸し、炎上します。幸い、乗員は全員無事でしたが、100億円の機体・装備が灰になったらしい。ルールを破って「車輪の出し忘れ警報装置」をオフにしていた上に、実際に車輪を出し忘れ、思いがけずに胴体着陸をしてしまったようです。頼むぜ自衛隊。しまって行こう*3。
●[に]日本から米国へ初めての太平洋横断飛行が成功したときは、最後は胴体着陸だった(○)
昭和6(1931)年、ミス・ビードル号は三沢市の淋代海岸(さびしろかいがん)を離陸します。約41時間後に米国ワシントン州ウェナッチ市に胴体着陸し、世界初の太平洋横断飛行を実現します。胴体着陸の理由は、重量と空気抵抗を減らすため、飛行中に車輪を切り捨てたからだそうです。なんか凄いですね*4。
○ちなみに、リンドバーグがスピリット・オブ・セントルイス号で大西洋を横断したのは昭和2(1927)年5月のことだそうです。33時間半かかったらしい。
●[ほ]12歳のパイロットが胴体着陸に成功したことがある(×)
これはまるで作り話です。でも映画などのフィクションならあるかもしれませんね。
◆参考*1:新聞「[?????]乗客は知らなかった 航空機事故で」読売新聞941027大阪夕刊14頁
◇*2新聞「軽飛行機が胴体着陸 操縦の76歳、かすり傷/岐阜・各務原飛行場」読売新聞010721中部朝刊21頁
◇*3新聞「硫黄島飛行場での自衛隊P―3C機炎上事故 車輪出し忘れが原因」読売新聞921013東京朝刊30頁
◇*4新聞「世界初太平洋無着陸横断 ビードル号ふたたび 復元機の世界一周支援=青森」読売新聞000804東京朝刊33頁
◇*5HP「スピリットオブセントルイス号 – Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AA%E3%83%96%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9%E5%8F%B7

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