戦後最大の女性スター、美空ひばりの歌手としてのデビューは10歳だった?

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問題:戦後の大スターは数々いますが、頂上に君臨するのは女性では歌手の美空ひばり、男性では石原裕次郎でしょうか。多くの方の心にさまざまな記憶を刻み込んでいます。
●では、美空ひばりに関する基礎知識(前半)です。次のうち正しい記述はどれでしょうか?
□[い]デビューは10歳のときである
□[ろ]NHKの「素人のど自慢」に出場したが、「カ~ン」と鐘ひとつで不合格になっている
□[は]川田晴久(義雄)の弟子だった
□[に]永六輔にゲテモノ呼ばわりされたことがある
□[ほ]「お嬢さん社長」という映画に出演したことをきっかけに「お嬢」と呼ばれる
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)


























正解:[ろ]と[は]、[ほ]が正しい
説明:●[い]デビューは10歳のときである(×)
「10歳で少女歌手としてデビュー」という資料もあります*2。Wikipediaには次のようなことが書かれています。「昭和20(1945)年、私財を投じて自前の『青空楽団』を設立。近所の公民館・銭湯に舞台を作り、ひばり8歳のときに美空和枝の名で初舞台を踏む」。ドラえもんに出てくるジャイアンが空き地でワンマンショーを開いたような雰囲気ではありますが、いちおう生バンドの演奏付きだったようですので、これをもって歌手デビューと考えます。
●[ろ]NHKの「素人のど自慢」に出場したが、「カ~ン」と鐘ひとつで不合格になっている(○)
Wikipediaの記述によれば、昭和21(1946)年に並木路子の大ヒット曲「リンゴの唄」を歌ったらしい。でもあえなく敗退したようです。
●[は]川田晴久(義雄)の弟子だった(○)
川田晴久は昔懐かしい歌謡漫談の芸人さんです。「あきれたぼーいず」というコミックバンドで戦前から活躍していました。「♪地球の上に朝が来る、その裏側は夜だろう…」という論理的に明快なテーマソングが記憶に残っています。メンバーが入れ替っているようですが、益田喜頓、坊屋三郎なども「ぼーいず」にいたようです。美空ひばりの小節(こぶし)は、川田義久から教わったとのこと。
●[に]永六輔にゲテモノ呼ばわりされたことがある(×)
正しくは「サトウハチロー」です。Wikipediaによれば、「近頃、大人の真似をするゲテモノの少女歌手がいるようだ」と書かれたとのこと。彼と同じように感じた人も少なくなかったらしい。世間の評価もふたつに分かれていたようです。後にサトウハチローとは和解したとのこと。世間とは和解したのかな。
●[ほ]「お嬢さん社長」という映画に出演したことをきっかけに「お嬢」と呼ばれる(○)
映画は昭和28(1953)年の封切りだそうです。映画をきっかけに、最初に母親の加藤喜美枝が「お嬢」と呼び出し、周囲も「お嬢」と呼ぶようになったらしい。
●最大のスターだけに逸話は山ほどあります。来週の金曜日には美空ひばりの基礎知識の後半をおおくりします。
◆参考*1:HP「美空ひばり – Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A
◇*2書籍「戦後社会風俗史データファイル」初版142~143頁、新人物往来社

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