花札にも登場する小野東風は「三筆」に入らないの?

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問題:正月には書き初めをしますか? 町人は、子供のころはともかく、ちかごろはまったくやりません。キーボードの叩き初めはしますが味気ないですね。Macなら「おめでとう」とか言ってくれますけど。
●書道の名人たちに関する問題です。次のうち、「三筆」とうたわれた人は誰でしょうか?
□[い]弘法大師
□[ろ]橘逸勢
□[は]嵯峨天皇
□[に]小野道風
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)


























正解:[い]と[ろ]、[は]
説明:空海(宝亀5(774)年~承和2(835)年)、橘逸勢(たちばなのはやなり、延暦元(782)年~承和9(842)年)、嵯峨天皇(延暦5(786)年~承和9(842)年)の3人が「三筆」だそうです。みんな奈良時代の末期に生まれ、平安時代の初期に活躍していますね。
●花札の図柄にも採用されている小野道風は、書道の神様とも呼ばれます。「三蹟」と呼ばれる名人だそうです。三筆は各時代にいるけれど、三蹟は史上三人しかいないと聞いたことがあります。つまり三蹟のほうが格上だといいたいらしい。事実かどうかはよくわかりませんけど。ちなみに、三蹟の他の二人は、藤原佐理(ふじわらのさり)、藤原行成(ふじわらのこうぜい)だそうです。
●小野東風氏は、柳の枝に飛びつこうと試行錯誤を繰り返す蛙を見て、自分も書道の修業に邁進しなければと教訓を読みとったことになっています。これは江戸時代の浄瑠璃「小野道風青柳硯(おののどうふうあおやぎすずり)」に登場する逸話とのこと。実話かどうかはわかりません。
●小野道風氏が蛙の試行錯誤を眺めている図柄で花札に登場するのは、明治以降だそうです。戦前には教科書にも掲載されていたらしい。花札ではなく逸話のほうですね。
●小野道風の祖父は小野篁(おののたかむら)という人物です。こちらは歌人としてよく知られます。「わたの原 八十島かけて 漕ぎいでぬと ひとにはつげよ あまの釣り舟」という歌は、百人一首にも選ばれています。カード遊びに採用されやすい家系なのかもしれません。そういえば、小野小町嬢も百人一首に選ばれていましたね。小野小町は小野篁の息子小野良真(よしざね?)の娘だそうです。東風氏とはいとこの関係にあたるのかもしれません。
◆参考:HP「小野道風 – Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E9%87%8E%E9%81%93%E9%A2%A8

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