「天下の名医」が告白した誤診率は何%だったの?

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問題:●人間には過ちがつきものです。審判には誤審がつきものであり、医者には誤診がつきものです。
●どんな名医でも誤診をゼロにはできないらしい。かつて名医のほまれ高かった東京大学の沖中(おきなか)重雄教授は昭和38年(1963)の退官記念講演で、自ら主宰した東大第二内科の誤診率を公表し、大きな反響を呼びました。彼の告白した数字は何%だったでしょうか?
□約5%
□約15%
□約25%
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)


























正解:約15%
説明:●参考にした書籍によれば14.2%だそうです。
●沖中氏は内科医なので、自らが下した診断の正否は、解剖してみなければわからないこともあったとのこと。でも沖中氏の内科では、剖検率(ぼうけんりつ=亡くなった患者を解剖させてもらう率)が100%に近かったと言われます。もちろん遺族を脅して判子をつかせたわけではありません。生前に誠意を尽くして診療したからこそ、不幸な結果に終わった場合でも遺族が納得したのでしょう。
●現在では、エコーやCT、MRI、PETといった優れた医療機器が利用できるようになりました。病理検査も半世紀前とは比べ物にならぬほど多様になり、精度があがっています。
●そのかわり、医者が技能向上をサボるようになったらしい。「技術の進歩は技能を退歩させる」という諺どおりですね。
●打診とか触診といった昔からのやり方を軽視する若い医者がいるらしい。昔は打診だけでかなりのことがわかったそうです。たとえば胃や十二指腸の穿孔の有無を診断できるらしい。今でも年輩の医者では、当たり前にできるんだそうですが。
●では、現在の誤診率の問題です。昨年、癌関連医学誌「Cancer」オンライン版10月10日号に掲載された記事によれば、アメリカにおいて、ガンの初期診断での誤診率はどのぐらいでしょうか? 正解は12%だそうです。再検査、治療の遅れ、医療費の増大等の原因になっているらしい。ガンの初期診断は特別難しいのかもしれませんが、それにしても8人に1人のロシアン・ルーレットというのは、試みたくはないですね。
◆参考:書籍「誤診」大鐘稔彦著、講談社ブルーバックス
◇HP「Dr赤ひげ.COM」
http://www.drakahige.com/EJNET/NEWS/DAILY/2005/2005102401.shtml

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この記事へのコメント

誤診されまくり
2012年04月06日 14:00
誤診で検索してこちらにたどり着きました。
私の場合、過去20年振り返ってみると、3分の2初診の医者に誤診されました。
名医でも15%も誤診するのですね。
医者は信用できないと思っていましたが、ますます信用できなくなりました。


誤診されまくり様<素町人
2012年04月06日 18:49
コメントをありがとうございます。

 たしかにときどきひどい医者もいます。でも、小生の経験でいえば、誠意のある医者のほうが多数派だったと思います。一所懸命にやっての誤診なら、患者としても諦めやすい。
 そう考えるほうが、気が楽かもしれませんよ。
(^^;)

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  • サッカーの審判も大変だ^^;

    Excerpt: サッカーの審判の珍?プレー?ではないな^^; 審判さんも大変です。ガンバレ!審判!・・特に最後の倒れた人(涙 Weblog: どーでも動画【youtube】 racked: 2006-11-14 19:33