昔の言葉で「あしかび」。まさか水虫のこと?

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問題:●古い言葉の意味です。古事記にも出てくる「あしかび」という言葉は何を意味するのでしょうか?
□蘆(あし)の若芽
□水虫
□明日のこと
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)





























正解:蘆(あし)の若芽
説明:●「あしかび」は、蘆の若芽を指す古い言葉です。なぜ、「かび」が「若い芽」なのか。若い芽の元気。じめじめした時の黴の元気。共通点を見いだすとすれば、そのぐらいしかありませんけど。
●「あしかび」という言葉は古くからあったらしい。「古事記」にも宇摩志阿斯訶備比古遅神(ウマシ「アシカビ」ヒコヂ)の神という神様が登場するそうです。
●「地上世界が水に浮かぶ脂のようで、水母(くらげ)のように混沌と漂っていたときに、葦が芽を吹くように萌え伸びるものによって成った神」がウマシアシカビヒコヂの神なんだそうです。
●蘆の若芽がめぶくときの勢いに、自然の生命力、神秘を感じたんでしょうか。自然を失ってしまった町の人間には、なかなかピンと来ない言葉ではあります。
●そういえば日本は豊葦原瑞穂国(トヨアシハラミズホノクニ)ですね。昔、日本には葦がたくさん生えていたようです。「あし」という漢字が「葦」、「芦」、「蘆」など種類が多いのも、「あし」が身近な植物だったことを想像させます。江戸時代の吉原も、もとは葦原だったとか。でも「アシ」では縁起が悪いので「ヨシ」に変えたという話があります。
●話は、縁起かつぎ地名の方向にそれます。兵庫県には生野(いくの)という場所があります。元は「死野(しにの?)」という名前だったとか。応神天皇が縁起をかついで名前を変えたらしい。
●現代にも地名の縁起問題はあるようです。東北地方の石巻地域に、桃生町樫崎取首畑(とりくびはた)地区というのがあるらしい。「取首」は縁起が悪いので、市町村合併を機に、「取久美」に変更して欲しい、と住民が願い出たとか。気持ちはわかりますね。
●参考:HP「ウマシアシカビヒコヂ – Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%82%AB%E3%83%93%E3%83%92%E3%82%B3%E3%83%82
◇HP「播磨風土記」(生野の話)
http://www.dai3gen.net/harima.htm
◇HP「合併を機に字名変えて」三陸河北新報社040319
http://www.sanriku-kahoku.com/news/2004_03/i/040319i-aza.html

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