官僚的でなかった高級官僚の小さな悲劇。経産省部長ブログを潰(つぶ)したのは誰?

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問題:「経産省部長ブログ「炎上」 PSE法巡り書き込み殺到」(asahi.com 060308)
http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY200603080273.html
●「BSEの次はPSEか」。近所では、みんな同じ語呂合わせをしていました。
●PSE法は、電気用品安全法という法律だそうです。PSEマークというのがあって、電気用品の安全性に関するお墨付きらしい。お墨付きがない電気製品は製造・輸入・販売ができないという法律が平成13年(2001)4月1日に施行されているとか。
●ただし、製品別でしょうか、いくつかの執行猶予枠が設けられていたらしい。そのひとつが期限切れを迎えるそうです。今年の4月1日からは、たとえばリサイクルショップでは、PSEマークのない中古家電を販売すると、罰金を食らう可能性があるらしい。正確な情報は、末尾の「電気用品安全法」のURLでお調べ下され。
●ところで、経済産業省のお役人が、省や政策に対する理解を深めてもらいたいと、ブログを開設していました。その記事でPSE法に触れたところ、「炎上」に至ったらしい。
●この方が、現役の谷みどり消費経済部長さんだそうです。肩書きをみると、いわゆる「偉いさん」ですね。
●ではここで問題です。次の部長職名のうち、実際に経済産業省には「存在しない」のはどれでしょうか?
□交易監督部長
□通商機構部長
□調査統計部長
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)



























正解:「交易監督部長」が存在しない
説明:●経済産業省のHPを見ると、似た名前では、貿易管理部長という役職はあるようです。ちなみに部長職の人は、そんなに多くありません。もちろん幹部職員として、HPの名簿に掲載されています。
●谷みどり氏は、今年の2月1日にブログ「谷みどりの消費者情報」を開設したらしい。自発的に、ご自分の負担で始めたようです。「炎上」での閉鎖が19日とのこと。わかりやすい言葉で難しい政策を説明する素晴らしい試みだったそうです。短期で終わったのは残念です。
●ところで、書き込みが殺到して立ち行かなくなる現象を「炎上」と呼ぶのを知りませんでした。ブログの世界に入って4ヶ月。うかつでした。他にも、「粘着君」、「スルー」なんて用語も、初めて知りました。ハハハ。「粘着君」に対しては「スルー」がいいとのこと。こんど試してみようかな。
●話を戻します。谷みどり氏は、PSE法で迷惑をこうむる人たちから怒りの書き込みを受けたらしい。品のない言葉使いもあったとのこと。これは無視すれば済みますけど、「公務中に書き込みをしている」という非難も受けたようです。勝手な想像ですが、効いたでしょうね。上司からは国家公務員法の職務専念義務違反で注意を受けた模様です。
●建前上は「叱る」べきです。でもホンネで言えば、「公務中の書き込み」もたいした問題じゃない。ゲームしていたわけじゃないですから。
●もし記事の伝えることに間違いがないなら、町人は谷みどり氏に対し、立ち上がって拍手を送りたい。彼女は高い地位にいるにもかかわらず、細かい部分にも気の行き届く人のようです。真に国民に奉仕しようとした人かもしれません。彼女のような官僚が多ければ、「官僚的」という言葉の意味も、異なってくるはずです。
●彼女には、なるべく長く経済産業省に奉公していただきたい。でも、やっぱり天下りしちゃうのかな。もしそうなら国家的損失だよね。
◆参考:HP「Matimulog: 谷みどりさんのBlog炎上」
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2006/02/blog_8af8.html
◇HP「谷みどりの消費者情報」(閉鎖中のお知らせだけ)
http://search.yahoo.co.jp/search?fr=slv1-adbe&p=%C3%AB%A4%DF%A4%C9%A4%EA
◇HP「電気用品安全法の概要」
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/outline/hou_outline_ver2.htm

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