西行法師の歌にある「かこち顔なる」とはどんな意味?

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問題:●平安時代末期の歌人西行(元永(げんえい)元年(1118)~建久(けんきゅう)元年(1190))に、「なげけとて、月やはものを、思はする、かこち顔なる、わが涙かな」という歌があります。この歌は、百人一首にも入っているらしい。
●ところで、この場合の「かこつ」とはどんな意味でしょうか?
□ほかのことを口実にする
□嘆く、愚痴をこぼす
□格好をつける
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)





























正解:ほかのことを口実にする
説明:●「かこつ」は漢字では「託つ」と書きます。「わが身の不遇をかこつ」といえば、「不平を言う、嘆く」の意味になります。
●問題の西行の歌では、「月のせいにする」という意味だそうです。「かこつける」という言葉は、いまでも使われます。根は同じなのかな。
●問題にある西行の歌の意味は、「嘆けと言って、月が私に物思いをさせるのだろうか。(恋人のために泣いているのに)いかにも月のせいにするような私の涙だなぁ」…ということらしい。自省しているんでしょうか。
●何歳の時の作品でしょうか。ご存知のように西行法師、俗名佐藤義清(のりきよ)は23歳で出家したと言われます。その後にこんな歌を作っていたのなら生臭坊主と言われそうです。江戸時代なら、最悪の場合は女犯(にょほん)の罪で島流しです。歌の中身からすれば、未遂のようですけど。思うだけなら、犯罪じゃないわけか。
●西行は、鎌倉初期の勅撰和歌集「新古今集」に94首が選ばれ、入選数第一位だそうです。同時代の歌人では、一番重要な人物らしい。波乱に富んだ人生でもあったようです。
◆参考:HP「西行 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E8%A1%8C

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